TNI 7005MKⅡ 3万円の練習用フレーム

ここ最近は近所のホームコースで練習をしていることが多い。

使用機材はもっぱら練習用フレーム、TNI社製 7005MK-Ⅱである。

インテグラルヘッドのアルミフレームです。 現在主流のスローピングタイプでダウンチューブはOSのラウンドタイプとなり横剛性を高めつつ縦剛性をコントロールしています。

別バイクのコンポ一式を交換した際、旧コンポ一式が浮いたので有効利用するために組み上げた一台だ。実質3万円程度でロードバイク一台を組み上げることが出来た。

2年ほど前に購入したときは3万円を切る価格であったが、現在は1万円ほど値上がりしてしまったようだ。残念

インプレッション

自分と同じく練習用として愛用者も多いようだ。

壊れても諦めがつくという理由でブルベやレースという、過酷な状況にも使用している方々もいる模様。

2年間使用しての感想は

重い(昨今のフレームは1kg以下が当たり前だが1520gである)

硬い(極太の金属パイプフレームなので)

安い

の3拍子でカタがつく牛丼のキャッチフレーズのようなフレームだ。

高級バイクに傷でもつこうものなら悲しくなること受け合いだが、乱雑に扱い傷がついても一向に悲しくならない点もある意味魅力である。

愛用者のインプレッションでも軒並み同意見が目立つ。

一方で走行性能に関しては高評価も目立つ。

ゼロ発進や登りでは昨今の軽量フレームには適わないが、平地の巡行は意外といけるフレームである。

硬さを逆手に取る

一般的に硬いフレームは初心者に向かない、と言われているが実際はどうであろうか。

とある記事から引用させていただく。

にもかかわらず『脚に来る』のは何故か?
答えは力の伝達時間にあります。

剛性が高いフレームの方が入力された力をホイールに伝えるまでの時間が短い、というのはイメージ出来るでしょう。
作用反作用の法則で、その反力も短時間で返ってくるわけです。
力が短時間で伝わるという事は、仕事率は同じ(=同じ出力を発生している)でも、瞬間的に大きな力が返って来るという事になります。これに対して相対的に剛性が低いフレームは時間を掛けて穏やかに力が伝わるので、反力も相対的に小さな力で時間を掛けて返ってくる、というわけです。実は多少しなるフレームの方が伸びがあるとか評されるのは、入力に対して穏やかな反応を示す、つまり踏み込んでから若干遅れて加速するというタイムラグによる錯覚であると予想されます。
フレームのたわみは熱エネルギーに変換されるパワーロスでしかなく、推進力に変換される事は物理的にありえません。(中略)逆にロードレースやトラックレースの対人種目などは、アタックを掛けたり相手のそれに反応したりと瞬間的な加速を要求され、否応なく強く踏み込まざるをえないシチュエーションの連続となる為、多少パワーロスがあっても反力が穏やかな、ある程度たわんで力を逃がしてくれるフレームの方が結果的に脚に来にくいという事になります。
特に「繰り返し」加速が要求される中長距離種目の方がその傾向は顕著になります。よく「脚力が無いと硬いフレームは踏みこなせない」などと言われますが、いかに物理法則を無視した出鱈目な発言でありましょうか。
むしろ逆なのです。
ガツンと踏み込む必要があり、瞬間的に大きな入力をするパワーのある選手の方が、硬過ぎるフレームを問題にするケースが多いのです。
実際、プロの短距離トラック競技である競輪選手のフレームは、ほとんどは一般的なロードフレームより剛性は控えめです。
剛性が出せないのではなく、むしろ剛性を出しやすいオーバーサイズ(断面直径が大きなパイプ)が敬遠されがちなほどです。
競輪選手の場合、『硬いフレームは脚に来る』という先入観が強過ぎるきらいもありますが。それ以前にもっと単純な話として、剛性が高く反応が良いフレームは加速がキビキビと心地良いので、その感覚に酔って知らず知らず必要以上にガンガンオーバーペースで踏んだり過剰な加減速を繰り返してしまい、結果的に乗り手の体力が早く売り切れているというケースがよく見受けられます。そのような過剰に急激な加速をしてもいないのに脚に来るという事は、ぎくしゃくした下手なペダリングをしているケースが多い事が予想されます。
特に下死点付近で下向きに踏み込んでしまったりすると、駆動力にはならないのにてきめんに脚に来ますが、硬いフレームだとそれが一層顕著になるのです。
初心者やもっとペダリングが上手くなりたい人は、ラフな踏み方をしても脚に来ないフレームではなく、ガチガチの高剛性フレームにペダリングの駄目出しをしてもらう事をお勧めします。

  「硬いフレームは脚に来る』の真実  より引用

購入から1年ほど経過したころ、ヒルクライムを含む200km超のツーリングに使用したが、最後まで脚が売り切れるようなことはなかった。

登りはさすがに遅かったけど(笑

このフレームで練習を積み重ねるうちに、自然と無駄のないペダリングが身についていたのだと思いたい。

つまるところ、3万円のフレームでも乗り手次第でどこまでも行けてしまうし、100万円超のバイクでも100km乗れない人は乗れないのが自転車という乗り物である。

壊れるまで酷使できる

購入しておおよそ2年半、チェーンリングが酷使に耐え切れず歯が欠け2度交換しているが、フレームは壊れる気配を感じさせない。

フレームへの負担が大きいと言われる固定ローラーにも気兼ねなく使える耐久性の高さは魅力のひとつだ。

自分と同じように浮いているコンポ一式を有効活用するには良いフレームだと言える。

派手さはないが、オーソドックスなロードバイクのスタイルをしており、ルックスも悪くないように思う。

一から自分で組み上げたので、愛着補正が多分に含まれているだろうが(笑

硬さゆえ振動がダイレクトに伝わるので少々乗り心地は悪いが、いつか訪れるフレーム破損の日まで、よろしく頼むぜ相棒。

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